のどかな里で
2月26日(日)。熊本県三加和町に行ってきました。三加和町地域交流促進協議会という官民共同組織からのお招きで、まちの駅について講演をさせていただくために向かったのですが、北九州市から福岡県瀬高町まで電車で1時間40分、そこからJRバスで三加和町まで約40分の長旅でした。でも日曜朝ののどかな空気がただようなか、田んぼや畑や遠くの山をながめながらの路線バスの旅も、なかなか良いものです。
さて、まちの駅講演は町の公民館でお昼過ぎからはじまりました。参加された方は15名くらいでしたが、町内各地域の里づくりのリーダーとしてがんばってらっしゃる方が中心で、約90分の講演時間にもかかわらず、皆さん終始真剣に耳を傾けてくださいました。
今回の演題は「まちの駅からはじまるまちづくり」。まちの駅とは何かということからはじめて、いろいろなまちの駅駅長さんたちの言葉を引用しながら、まちの駅への取り組みを通じて人々の意識が変わり、それが「フツーの人」による新しいまちづくりがはじまっていくということをお話ししました。
この三加和町は過疎地に指定されていますが、それだけに町民の皆さんは以前から減り続ける人口、そして失われていく町の活力に対する危機感を持っておられ、それが住民主導で行われる里づくり運動へとつながってきています。まちづくり(里づくり)活動については、皆さんすでに実践を積んでらっしゃるためでしょうか、「まちの駅がまちを元気にする力を持っているといっても、それは体の中からじわじわと体質改善をしていく漢方薬のように即効性はないものです」というわたしの主張を実に良く理解してくださったようです。講演後の意見交換でも、「少しずつでいいから、自分たちのできるところからはじめていこう」と皆さんおっしゃっていました。
ところで、この三加和町。3月からは隣の菊水町と合併して、和水(なごみ)町となるそうです。新しい町になっても、ぜひ今までのようなあたたかい里づくりを続けていって欲しいなと思いながら、役場の係長さんの車に乗せてもらってこの町を後にしました。


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