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2010年1月30日 (土)

地域づくり講演会「住民ひとり一人が輝く地域づくり」が開催されます(おしらせ)

経済のグローバル化、東京への一極集中が進み地域経済が疲弊する中、地方が生き残っていくために、大都市への人口と富の集中を是正し、住民ひとり一人が輝き、自然環境と人間社会が持続的に発展できるような新しい地域づくりが求められています。

そんな新しい地域づくりをどのように行っていけばよいか、またわたしたちひとり一人に何ができるのか、一緒に考えてみませんか?

昨年11月21日に鹿児島県出水市で行われた第2回M-9まちの駅九州会議で基調講演をいただいた京都大学大学院経済学研究科の岡田知弘教授が、そのヒントをわたしたちに与えてくださいます。

【岡田教授プロフィール】
1954年富山県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程で学び、岐阜経済大学 講師、助教授を経て、現在、京都大学大学院経済学研究科教授。自治体問題研究所理事長。 著書に「地域づくりの経済学入門 地域内再投資力論」「道州制で日本の未来はひらけるか」  ほか多数。

入場無料です。また事前申込みの必要もありません。お気軽にお越しください。

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地域づくり講演会

住民ひとり一人が輝く地域づくり

日時 2010年3月13日(土) 19:00~

会場 朝倉商工会議所 4階 大会議室
    (福岡県朝倉市甘木955-11)

主催 甘木本通り商店街振興組合
共催 福岡県中小企業団体中央会・福岡県商店街振興組合連合会
後援 朝倉市・朝倉商工会議所・朝倉市観光協会

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問合せ先: 朝倉市観光協会  電話 0946-24-6758

2009年12月16日 (水)

奈良の観光まちづくり - 日本地域経済学会第21回奈良大会

2009年12月12日(土)。奈良女子大学で行われた日本地域経済学会第21回奈良大会に出席しました。

わたしが今年一年の研究成果を発表する自由論題報告は翌日午前中でしたが、この日は地域公開シンポジウム「世界遺産都市・奈良における新たな観光戦略と地域経済」が同大学キャンパス内の記念館で行われました。その内容を簡単にお知らせします。

まず阪南大学の吉兼秀夫先生による基調講演が行われました。吉兼先生は現代の観光のあり方についての基本的考え方をわかりやすく示してくださいました。

観光は酒のようなものとのことです。地域にとっては百薬の長となりますが、いくつかの注意が必要が必要です。― 飲み過ぎ(頼りすぎ)に注意。未成年者の飲酒(未熟な観光開発)はよくないなど。

そして観光客も進化しています。「みる」から、「する」へ、そして「知る」、さらに今は(地域に)「浸る」。地域においてもこれまでの企業誘致などに頼る外発的な地域開発から、内発的な地域活性化策の方に向いています。そのためには交流人口の拡大が求められ、観光というものの重要性が高まってきました。国においても観光庁ができたことは画期的なことです。

そんな中、これからの観光を考える際に、「図と地」論でとらえることが有効です。「図」は、たとえば奈良だったら神社仏閣などのいわゆる従来型の観光資源(施設)。それに対して、「地」はそれを取り巻くすべてのもの。自然風景や日常的町並みなどの景観。「地」はこれまではあまり顧みられることはありませんでした。

これからは、魅力的な「図」の演出と同時に、快適な「地」の保全・創造が図られなければなければなりません。従来型の観光施設に飽きた客は、何気ない路地を散策するなど「地」に関心を持つようになります。ここがうまくいくとリピーターが増えます。

それでは「地」をつくっていくためには、何が必要でしょうか。それはパートナーシップによる連携です。その事例として、国内外のエコツーリズムの取り組みについての紹介がありました。

続いて、パネルディスカッションが行われました。基調講演の吉兼先生のほか、奈良市中心部の奈良町でまちづくりを行っておられる三人の方が事例報告してくださいました。

魚谷和良さんは、地元商店街でかまぼこ店を経営されていますが、バサラ祭り実行委員長のほかいくつかのまちづくり活動のリーダーとして活躍されています。

魚谷さんらがバサラ祭り」をはじめたのは1999年。行政主導で行われてきた「ならまつり」の実行委員会が解散して、そこに集まっていたスタッフたちと、誰でも気軽に参加できて、まちが盛り上がるものはないかと企画したそうです。またあとで紹介のある、「なら燈花会」も同じ時期に、やはり魚谷さんが言い出しっぺとなってはじめたとのことです。

ならまち振興財団専務理事の林啓文さんは、バサラ祭りやなら燈花会の取り組みがはじまって、市民の方々が中心商店街に足を向けるようになり、近年商店街の通行量が増加傾向にあるという報告をしてくださいました。

最後にNPO法人なら燈花会の会副会長の中野聖子さんが、「なら燈花会」について報告くださいました。中野さんは、地元ホテルの専務取締役ですが、はじめのころは一ボランティアとして燈火会にかかわりはじめ、ろうそくに火をともす役をしているうちにいつの間にか副会長になったとおっしゃっていました。真夏は奈良の観光も閑散期。夜の奈良は本当に暗いのに、そんな中、燈火会がある日は夜遅くまで観光客で賑わうのでとてもありがたい行事になっている、そして市民ボランティアに支えられているこの祭りは、ボランティアにとってもろうそくに火をともすことで、このまちに関わっていることに誇りを感じさせる、このまちにとって欠かせないものになっていると語ってらっしゃったのがとても印象的でした。

三人のお話をお聞きして、このまちではまちづくりのイベントが決して観光のための一過性のものではなく、市民のまちづくり意識を高め、まちに愛着を感じさせることにつながっているのだなと思いました。

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シンポジウム会場となった、奈良女子大学記念館

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キャンパス内には普通に鹿が歩いていました。

2009年11月23日 (月)

第2回M-9まちの駅九州会議-鹿児島県出水市-

2009年11月21日(土)

晩秋のどんよりとした曇り空が広がっていましたが、そこはさすがに鹿児島。風もなく、少し汗ばむほどの暖かさでした。

鹿児島県出水市の中心部から西へ5キロほど行ったところにある高尾野農村環境改善センター。エントランスホールでは、地元のまちの駅の皆さんが出迎え、みかんや柿など地域の特産品も販売されています。

この日ここで、第2回M-9まちの駅九州会議が行われました。1年前の福岡県朝倉市で行われた第1回会議では、とにかく九州のまちの駅関係者が集まって話し合うことが目的でテーマはあえて設定しませんでしたが、今回は「地域に貢献するまちの駅とは」とテーマを定めてひとつの総括まで持っていき、次につながることをめざしました。

1. 開会

会議は13時30分からはじまりました。参加者は約100名でした。地元出水まちの駅「山ん神の駅」駅長の高崎正風さんによる開会宣言のあと、開催地市長、地元代議士の祝辞が続き、歓迎アトラクションとして地元の皆さんによる踊りなど、賑やかな開会式でした。
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2. 基調講演

そして京都大学大学院経済学研究科の岡田知弘教授による、「一人ひとりが輝く地域づくり」~まちの駅の可能性~と題した基調講演が行われました。岡田教授は地域経済学が専門ですが、農山村や中心市街地など地域経済の疲弊が著しい各地に足を運ばれ、現場の実態を踏まえた研究を続けておられます。

今回の講演でもまずは国勢調査など誰でも入手できるデータをつかい、わが国において構造改革以後グローバル化の波が押し寄せたことにより、どれほど人口や富が東京に集中して逆に地方の経済が疲弊しているかをわかりやすく説明してくださいました。また1980年代全国各地で「活性化」をめざした地域づくりが発展していったのはそれへの危機感を地方の人たちは肌身に感じていたからですが、ここで「活性化」とは決してそれは豪華なリゾート施設をつくることではなく、「地域に暮らす住民の暮らしが良くなること」であることを強調。そしてグローバル化に左右されない個性あふれる地域産業と地域社会をつくること、そのためには「地域内再投資力」を高めることであると提言されました。

「地域内再投資力」とは、生産から消費にいたる様々な産業連関が地域内で完結する力、平たく言うと人、モノ、カネ、情報など、地域の資源を地域内で循環させて、外から入るお金もできるだけ外に逃がさない力・しくみです。地産地消などもそれに向けた具体的な方法といえます。

そのためには地域内のいろいろな経済主体が結びつけられなくてはなりませんが、まさに多様な主体がネットワークをつくっている「まちの駅」はその大きな可能性を持っている、とおっしゃいました。さらに「まちの駅」の力は、地に足がついた活動である、自ら楽しみながらやる活動であるということにあり、活性化の主体として期待しているとも語っていただきました。

このことを会議のテーマに即して考えると、「地域に貢献するまちの駅」は、まちの駅がいろいろな主体と「ネットワーク」を組むことでそれが実現していくのではないか。わたしなりにそのようにまとめることができました。

3.  分科会

続いて、4つの分科会に分かれて参加者(全体で約80名)による議論が約100分間行われました。

第1分科会ではわたくし、まちの駅ネットワークふくおかの手嶋がコーディネーターとなり、まちの駅をご存じでない方を対象にした「初めての方のためのまちの駅講座」を行いました。講義形式でしたが、最初に「駅長さんたちはどうしてまちのために活動するのに自らお金を負担してまでまちの駅をやっているのか?」という設問を提示し、それはなぜかをいろいろな事例から皆さんで考えてもらいながら進めていきました。

なお以下の3分科会の内容は、分科会後にふたたび大ホールに全員集まって行われた全体会における分科会報告で、各コーディネーターから報告された内容をもとにしています。

第2分科会は、福岡県甘木・朝倉まちの駅の事務局長上野春樹さんによる「駅を続けていくために」です。それぞれのまちの駅の活動を持続的な取り組みをしていくためはどうしたらよいか、それは地域内でのまちの駅同士、さらに地域ブロック同士の交流を活発にしていくことだというまとめとなりました。ただし表面的につきあうだけではだめで、お互い心から交流を深めていくことが大切で、そのためには時間がかかるだろうという意見もありました。

第3分科会は、まちづくり計画研究所の今泉重敏さんによる「観光や農村型まちの駅を考える」です。これからの観光は、ただ風光明媚な場所を訪ねるというものだけでは観光客は満足せず、心と心の交流を求めていくようになる。そのためにもまちの駅は、来訪者を温かくおもてなしすることで、その受け皿のひとつになっていかなければならないと結びました。

第4分科会は、NPO地域交流センターの山口覚さんによる「たまり場機能をつくるために」です。主に商店街でたまり場機能をつくりそれを商店街への集客にどう活かしていいったらよいか、しかし実際の議論は商店街がたまり場機能をつくるというよりも、たまり場機能を生み出すために商店街が果たせる役割を考えていこうという形で行われました。結論としては商店主のボランティア精神だけに頼るだけでなく、「心にお金を払ってもらう」ような様々な仕掛けで、商店街ならではの役割を果たし、地域のひとびとのたまり場に無理なくしていこうということとなりました。

4. 全体会

全体会ではまず分科会報告が行われ、それをもとにわたしが以下のとおり総括を行いました。

岡田教授の基調講演において、住民ひとりひとりが豊かになる真の地域活性化には、地域内再投資力を高めることが必要である、そのためには多様な主体がネットワークを組んで地域でお金を回していくシステムが欠かせない、まちの駅の可能性はそのネットワーク性にあるという提言をいただきました。

そしてそれを受けての分科会でも、多様な主体が参加しているまちの駅同士の交流、さらにまちの駅とその他の主体との交流・ネットワークが必要という意見が多くありました。ただしネットワークを持続的なものにしていくためには、お互い利益を生むようなしくみがあることはもちろんですが、それに加えてお互いの信頼関係、いわば心のつながりも欠かせません。まちの駅のネットワークにはその「つなぎ目」となれる可能性をもっています。

まちの駅は、そんな心のネットワークの「つなぎ目」となることで、地域に貢献できるのではないでしょうか。

ただし、まちの駅は具体的にどのように「つなぎ目」となっていったらいよいのでしょう。次回の第3回M-9まちの駅九州会議は、来年秋に宮崎県高鍋町で行われますが、その時にこのことについて考えてみたいと思います。

5. 交流会

会議が終わるとすぐに、エントランスホールで交流会が始まりました。会場の外はもう真っ暗で冷え込んでもきましたが、会場での地元の女性グループによる手作り料理でのおもてなしはとても温かく、またあちこちで熱い、でも笑顔あふれる議論が続きたいへん盛り上がりました。まちの駅の駅長さんたちもそうでない人もすぐに友達になり、交流の輪がつくられていきました。ネットワークの「つなぎ目」をつくっていくことは、まちの駅にとってはそんなに難しいことではないなと、あらためて感じました。

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↑交流会ではあちこちで交流の輪が広がりました。

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↑温かい手作り料理をつくってくださった「NPOさわやか出水女性の集い」の皆さん

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↑全体会で司会をしてくださった永島由美子さん(出水市・やきものの駅)。

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↑開会から閉会までずっと会場でお世話くださった、地元の皆さん

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↑終わりまでずっと賑やかでした。

2009年11月 3日 (火)

毎日、さりげなく。

まちの駅・駅長さんインタビュー(1)/「古都の駅」北川智香子さん(北九州市八幡西区黒崎・北川呉服店)

長崎街道の宿場町として発展した黒崎・藤田商店街。そこでまちの駅の取り組みがはじまったのは2005年から。今回訪れた「古都の駅」は、そのときからまちの駅を続けている呉服屋さんです。

藤田商店街は毎年初夏のあじさい祭りで知られていますが、古都の駅・駅長の北川智香子さんは、商店街おかみさん会の発起人として、今から15年ほど前からこの祭りをはじめ、その他折々のイベントを企画してこられました。だんだんと寂しくなる商店街を、なんとか自分たちの力で盛り上げたいという思いからだったそうです。

もちろん年に数回のイベントで商店街が活性化するなんてことは、北川さんもはなから期待してらっしゃなかったとのこと。でもこんなふうにおっしゃいました。

「イベントをやることによって商店主さんたちの結束が高まり、近所のお客さんにもこの商店街の存在を感じ続けてもらえる。それだけで良いんです。お客さんに『また来てやるけんね』と言われることが、いちばん嬉しいですね」。

それでも、お店の前が昔のように賑わう通りになることが北川さんの夢です。4年前に黒崎で有志があつまってまちの駅をやろうとなった時まっさきに手をあげたのは、そんな夢をかなえたいと思ってのこと。

イベントと違って、お店を開けているときは毎日が、まちの駅。地道なおもてなしで、少しずつでもこのまちを気に入ってもらうひとが増えていけば良いと思って、まちの駅に取り組んでらっしゃいます。

R0010076 「マスコミや口コミで話題になってわっとお客さんが集まってくるというよりも、たまたま通りがかったひとが、ちょっと入ってみようかと思って入ってみると居心地が良い。それでお客さんが繰り返し来てくださるようになる。そんなさりげない自然体のお店=まちの駅であったらと思います」。

そしてまちの駅になってよかったなと思うことは、それまでは同じ商店街とか、自分の身近なひとたちとしか交流がなかったのが、ほかのまちの、元気で前向きにまちの駅に取り組んでおられる方々と出会え、たくさんの元気をもらうことができたこと。

「商売も、まちの駅も、自分が楽しみながらするのが一番ですね」。

楽しそうにお話ししてくださいました。

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(有)北川呉服店
〒806-0022
福岡県北九州市八幡西区藤田4-2-15
 電話 093-621-3243

2009年11月 1日 (日)

スイーツの駅96cafe -北九州市八幡西区黒崎-

2009年11月1日(日)。黒崎商店街の一角に「スイーツの駅」がオープンするということで、出かけていきました。「~の駅」とはいうものの「まちの駅」ではありませんが、黒崎の賑わいづくりのためにもうけられた施設だということです。名前の通りお菓子屋さんのチャレンジショップが集まっています。
※新たに商売を始めようとする人が実験的に開く店舗。主に商店街組合が空き店舗を借り上げて出店者に安く貸すなどして支援しています。

「スイーツの駅96cafe」チラシ(北九州商工会議所

新天街アーケードの黒崎駅とは反対の入口にあります。折からの冷たい雨と日曜日(黒崎は日曜休みの店が多いのです)の午前中とあって、関係者以外通りを歩く人はまばらでした。

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ただ、店内には近所の人たちで賑わっていました。酵母パンなどはいったん売り切れて、すぐに製造にかかっているなど、良質の素材でていねいにつくられたパンやお菓子はお客さんに好評のようです。

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ここは単に、お菓子屋さんが集まっているというだけのスペースではなく、北九州市が進める「赤ちゃんの駅」 でもあり、ゆっくりしたスペースで赤ちゃんのおむつ換えや、もちろん誰でも使えるトイレもあります。またインフォメーションには案内人もいます。「まちの駅」の機能は備えているようです。

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オープン日とあって、テレビ局の取材も入っていました。まだ近所の人以外には知られてないようですが、これから少しずつ周りにも知られていくことでしょう。

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ところで、隣には「イベントスペースKUROSAKI」がスイーツの駅と同時にオープンしました。

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北九州市と姉妹都市である、南九州市(鹿児島県)の物産展が行われていました。

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入口付近には、黒崎のお店案内などができる情報端末もありますが、タッチパネルの反応が遅くいのと、ディスプレイが上がったり下がったりして、ちょっと使いにくい感がありました。黒崎のお店のことなら、隣のスイーツの駅にあるインフォメーションの女性に尋ねた方が早いような気がします。

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そしてこれも今日、一本東側のカムズ通りに「黒崎おもてなしステーション」がオープンしました。ただやはり雨の日曜日とあって、こちらもほとんど通りに人がいません。

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元は宝石屋さんだった内部は、暖色系のライトで暖かい雰囲気です。中は商店街やNPOの人たちがイベントの打ち合わせをするスペースももうけられています。

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こちらにもインフォメーションがあって、受付の女性が街の案内をしてくださいます。なかなか感じのよい方で、黒崎のまちのことを一所懸命勉強されているようでした。

今日オープンした3つの施設はいずれも、黒崎商店街で比較的人通りの多い黒崎駅前とは反対側にあって、普段から通行量の少ない場所に位置しています。だからこそこの場所に置かれたのかもしれませんが、美味しいお菓子や、楽しいイベントや、暖かいおもてなしなど、ほかにないような魅力をいかに創っていくかが、これから求められるのではないかと思います。まちの駅と連携を図っていくのもよいかもしれません。

2009年9月15日 (火)

福岡「県北部地区」まちの駅第2回交流会in筑前若松

2009年9月13日(日)。北九州市若松区にて2回目の福岡「県北部地区」まちの駅交流会が行われました。会場は、旧古河鉱業ビル。石炭の積み出し港として華やかだった大正時代に建築された、当時としては「モダンな」ビルです。今では市民のコミュニティ施設として利用されています。もちろん、「まちの駅」でもあります。

参加者は20名。前回と同じ、芦屋、飯塚、宮若、黒崎、粕屋、そして若松の各まちの駅からの駅長さんたちです。

はじめに、わたくし「まちの駅ネットワークふくおか」が、まちの駅ネットワークのあり方を考えるというテーマで講演をさせていただきました。これまではまちづくり組織というと、規約をつくってリーダーを決めて、リーダーの指示のもとで活動するという、ある意味会社組織のような姿が多かったのですが、最近では社会のあり方も変わり、個々のメンバーが独自で活動をして、ときどき皆で集まるというスタイルが多くなってきました。このことを「ヒトデはクモよりなぜ強い」という本を題材に、説明しました。ヒトデは体の一部を切っても、そこが独立して動くようになります。そんなヒトデ型組織は、しなやかだけど強いということで、この交流会のように、日頃各地区のまちの駅がそれぞれバラバラに動いても、ときどきは集まって悩みを相談し合うようなネットワークがまさにその形だと言えます。このようなヒトデ型ネットワークでやっていくのが長続きする秘訣だと結びました。

P1010542_3 その後、各地区からの活動報告がありました。あるまちの駅からは、かなり大きな情報ラックを店頭に置いているので、ぜひ他地区のまちの駅のパンフレットも入れに来てほしいという呼びかけがありました。またある地区では駅長会議を月1回行っているそうですが、出席率が芳しくなく困っているという悩みがあるそうです。それに対して別の地区からは、「みんな忙しいので、会議は絶対に1時間で終わる」というルールを作って徹底したら、ほとんど全員が参加するようになったというアドバイスがありました。

おわりに今回の主催である筑前若松のまちの駅から、この交流会を次は芦屋でとの呼びかけと、ただしあまり焦らず「1年以内に」というゆるやかなルールの提案がなされ、全会一致で承認されました。会は2時間半にわたりましたが、終始和やかな雰囲気でした。

2009年6月29日 (月)

福岡県まちの駅「県北部地区」ミーティングin黒崎宿(後編)

(前編からのつづき)

飯塚も今年の4月からはじめていますが、ここは一つの商店街すべての店がまちの駅になっています。ただそれだけに、まちの駅のことがよくわかっていない店も多く、まちの駅として何をしたらよいのかわからない状態だということでした。ただ、ここ数年飯塚は水害や火災などが相次いだので、防災について何かできないかという考えもあるそうです。いずれにしても、こういった会合に出席して、他地区のまちの駅からヒントをたくさんもらいたいと考えて参加したという報告がありました。

宮若では、17のまちの駅が月1回の駅長会議を中心にしてさまざまな活動を続けています。毎月のイベントカレンダーをつくったり、スタンプラリーをしたり、そして昨年からは携帯電話を使った情報サービス「まるごとナビ」を運用したりと、新しい取り組みにも積極的です。

最後に開催地黒崎からの報告がありました。まちの駅をはじめて4年目になりますが、それまであまりPRするものがなかった黒崎が、手作りのイベントを中心に情報発信ができるようになったことが、大きな成果だと言うことでした。しかしながら、それでもまだ一般の方のまちの駅に対する認知は低く、それだけにまちの駅も今の6駅に固定化してしまい、なかなか広がらない、ただ数を求めるわけではないのでそれでも良いのでは等々、いろいろと悩みながらも続いているとのことです。その問題提起は、次のフリー討議の始まりへとつながっていきました。

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活動報告が終わり、少しばかりの休憩を取った後、残った時間で自由に意見を出し合うこととしました。休憩前の黒崎からの悩みが議題となりました。

「まちの駅を広げていく(ことに力を注ぐ)べきかどうか」。ある方は「まちの駅の質を高めていくには人々に知ってもらうことが必要。そのためには数を増やさないと」、またある方は「無理せず、やれる範囲で良いのでは」等いろいろな意見が出されました。

もちろんこれは大きな論点であり、この場で結論が出るものではないですが、次第に議論は「福岡県の北部でもこうしてまちの駅の数が揃ってきたのだから、まずは今やっている人たちでも連携する必要ではないか」ということで流れていきました。

これは皆さんが共通に感じていたことらしく、「近くの地域であってもそれぞれのまちの駅を取り巻く環境、そして目的も微妙に違っている。でもまちの駅をやってまちを元気にしようという最低限の共通点はある。だから、お互いが定期的に顔をあわせて、協力し合えることはするようなゆるやかな関係をつくる、そんな”場”をつくっていこう」ということで、最後はまとまりました。

このように自然な形で、この会合は次回も場所を変えて行われることとなりました。終わりに、次回の開催地をどこにするかが話し合われましたが、若松まちの駅の方が手をあげてくださって、すんなりと若松に決まりました。時期はまだ未定ですが、そう遠くないうちにと言うことで準備が進められることとなりました。

福岡県北部のまちの駅がゆるやかにつながり合う。そんな出発点に立ったのが今回の会合の成果と言えるでしょう。次回も楽しみです。

2009年6月28日 (日)

福岡県まちの駅「県北部地区」ミーティングin黒崎宿(前編)

2009627()の午後から、福岡県まちの駅「県北部地区」ミーティングin黒崎宿が北九州市八幡西区黒崎の黒崎市民センターを会場に行われました。

会合は午後1時からだったのですが、主催者である「黒崎まちの駅」駅長さん方が会場前の商店街で小さな物産展を朝11時前から開き、そこで参加者や地元の皆さんがお弁当を買ったり、買い物をされたりと楽しい時間を過ごしておられました(参加費1,000円のうち、500円分はその物産展にで使える商品券となっていました)。会に参加する芦屋や宮若のまちの駅の方々も物産展で売る側として参加し、わら細工や今大人気の「追い出し猫」グッズ(携帯ストラップ)等が並べられていました。Ca3901461_2

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福岡県の北部地区ではまちの駅が増えてきてはいるのですが、まだほとんどのところが立ち上げたばかりで試行錯誤で行われているのが実情です。そこで一度会合をもって、お互いの情報交換を密にして活動の参考にし合うきっかけをつくろうではないかと、黒崎まちの駅の皆さんと、まちの駅ネットワークふくおかが企画したのが、今回のミーティングです。

参加者は26名。北九州市若松・黒崎、飯塚市、宮若市、芦屋町の県北部の各まちの駅から17名、また朝倉市や粕屋町のまちの駅、北九州市や福岡市でNPO活動をされている方、そして北九州市役所の方々も参加してくださいました。

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午後1時に参加者が全員そろい、ミーティングがはじまりました。まず今回会合の趣旨説明を黒崎まちの駅の山中さんからいただき、その後の討議はまちの駅ネットワークふくおかがコーディネーターとして進めました。

まず第1部として各まちの駅の活動紹介を、15分以内でしていただきました。

若松は、この4月にまちの駅正式登録をした新しい取り組みですが、まずまちの駅マップをつくり、訪れた方にわかりやすい説明とおもてなしをしようと心がけてらっしゃるそうです。また以前からジャズでまちおこしをされている方から、まちの駅になったのをきっかけに音楽で何か協力をしあえないかという提案がありました。

芦屋は、まちの駅をはじめて4年目になります。歴史と伝統のある町ならではのおもてなしができるように、歴史について勉強をしたり、海のある自然を大切にするために浜辺のゴミ拾いをしたりと、小さなところから活動を続けていこうという取り組みがなされています。またレゲエのお店もつい先日まちの駅になったそうですが、そこの駅長さんから、情熱をもって事にあたれば、たとえお金はなくてもまちは変わっていく力になるという力強いメッセージをいただきました。

(つづく)

2009年4月 4日 (土)

"駅"に"バス停"?

北九州市黒崎の藤田商店街は、最近暗いアーケードが取り払われ、通りが明るくなりました。ただこのごろはお店の数も少なくなっていたことから、アーケードがないともはや商店街という雰囲気ではなく、単にフツーの通りという感じになってしまいました。

が、今朝ここで面白いものを見つけました。

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"バス停"です。といってもこの商店街にバスが通り始めたわけではありません。

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こ こで以前からまちの駅をされておられる「メガネの大学堂」が、「めがねの駅」改め「めがねバカ駅」と名前を変えた記念に、店の前に"バス停"をつくって しまったのです。

このまちの駅はトイレをいつもきれいにして、道行く人に気軽に貸していることで知られていますが、駅長さんはトイレが使えることをもっと 知ってもらうことはできないかを考えているうちに、「ならばいっそ"バス停"をつくったら(もちろん歩く人が)停まってくれるのではないか」と思ったそう です。それでこんな立派な"バス停"ができてしまいました。それにしても、まちの「駅」に「バス停」なんて、なかなかひねりがきいています。

「お金かかったでしょう」。と尋ねると、駅長さん。

「自分が楽しいからやっているだけです」。

黒崎にまたひとつ名所ができました。

2009年3月29日 (日)

11月のおもてなしに向けて -鹿児島県出水市-

2009328()。鹿児島県出水(いずみ)市にて開かれた、今年の1121()22()の二日間に行われる第2回M-9まちの駅九州会議の打合せに行ってきました。

今回の運営は鹿児島県まちの駅連絡協議会と同協議会北薩ブロックのまちの駅の方々が中心になって行われますが、まちの駅ネットワークふくおかも企画面でお手伝いすることとなりました。

打合せには土曜日の夕方遅くにも関わらず、12名の運営スタッフが集まり、熱心な議論が3時間近く交わされました。そこで決まったことは主に次のことです。

  • 今回のテーマは「地域に貢献するまちの駅とは」とし、まちの駅が地域に貢献するとはどういうことなのか、どのような形で地域に貢献していったら良いかなどを、いろいろな活動事例を通して考えながら、これからのまちの駅のあるべき姿を会議の成果として打ち出すこととする。
  • 会議初日の大きな流れは、基調講演→分科会(初心者向けまちの駅講座のほか、関心のある課題別に分かれ、それぞれでまちの駅の地域貢献について考える)→全体会(分科会発表、総括)とする。
  • 全体会終了後に、会場ホール横のロビーにて地元手作り料理のおもてなしにより、参加者全員で交流会を行う。
  • 翌日は午前中いっぱいを使い、出水市(ツルの渡来地見学ほか)、伊佐市のまちの駅を中心に視察を行う。
  • 5月を目処にチラシをつくって各方面に案内をかけ、なるべく早い時期から申込みを受け付ける。

開催まではまだ時間がありますが、どうやっておもてなしをしようかという具体的なことも話し合われ、とにかく地元スタッフの皆さんの熱心さと、11月の九州会議にむけての期待をひしひしと感じる打合せでした。

これからの準備も楽しみな、まちの駅九州会議です。